脳神経疾患の救急
脳は障害されると再生しにくい臓器であり、救急性の高い臓器です。
脳に異常を起こす疾患は、脳そのものに異常がある場合(脳炎、脳腫瘍、脳出血など)もありますが、全身状態の悪化から脳に異常を起こす場合もあります。例えば腎・肝臓障害や熱中症、感染症や中毒、幼い仔に多い低血糖なども脳障害を引き起こします。
脳に異常をきたすとふらつきや、眼のゆれ、頭の傾きや、旋回運動などの症状がでてきたり、意識状態も正常ではなくなります。中でも多いのは痙攣発作症状で、特に危険な状態は痙攣発作が続く痙攣重積状態です。